ガスコンロ
据置ガスコンロ(ガステーブル)は、コンロ台の上に置いてゴム管でガス栓と接続するタイプのガスコンロです。
ガスコンロにはたくさんの機種があり、機能もそれぞれのため、どのガスコンロを選んだらよいか迷うところです。
いくつかガスコンロ選びのポイントを紹介致しますので、お好みのガスコンロをお探しください。
【設置場所のサイズを確認】
据置ガスコンロのサイズには「標準60cmタイプ」と「コンパクト56cmタイプ」の2タイプがあります。
「標準60cmタイプ」は横幅59.6cm~59cm、高さ18cmが基本サイズですが、メーカーによって多少の違いがあります。
設置する場所のサイズを採寸して、どのサイズを選べばよいか確認しましょう。
【トッププレート(天板)の種類を選ぶ】
ガスコンロのトッププレートとは天板部分のことです。
材質によって、見た目やお手入れのしやすさが変わるため、ガスコンロ選びの重要なポイントになります。
最近の傾向としてバーナーリングをトッププレートと一体化したコンロが増えております。
よりお手入れが簡単になってきてます。
【魚焼きグリルの種類を選ぶ】
最近のガスコンロでは、魚焼きグリルのトレーに「水」を入れる必要がなく、上下から一気に焼き上げる「無水両面焼き」が主流です。
途中でひっくり返す必要がないのでグリル内の熱が逃げず、グリル内で水の蒸発もないため、カリッとこんがり焼きあがります。片面焼きに比べ、庫内の温度が高くなる両面焼きの方が美味しく仕上がると言われています。
上位機種にはさらに「オートグリル機能」が付いている機種も増えてきてます。
オートメニューと焼き加減を設定するだけで、火力を自動でコントロールし、焼きあがると自動で消火するので、とても便利です。
焼き具合を屈んで覗かなくても大丈夫ですし、安心して他の料理に集中できます。
お惣菜等のあたため機能など魚焼き以外で多く活用ができます。
【ゴトク周りのお手入れについて】
汁受けレスのフラット天板が最近の主流になってきています。
汁受け皿を外して洗う必要がなく、布巾などでさっと拭けばお掃除完了です。
【大バーナーの選択】
一般に、2口ガスコンロには、炒め物などに適した強火力の「大バーナー」と天ぷらや煮物などに適した「標準バーナー」の2種類のバーナーが搭載されています。
多くの機種で左右どちらか選べるようになっています。
(一部機種では左右選べないものや両側同じバーナーの場合もあります)
据置ガスコンロの隣がすぐ壁の場合は、壁と反対側に大バーナーが来るようお選びください。
どちら側も十分に壁との距離がとれる場合は今使い慣れている側で大丈夫です。
【ガス種の選択】
ガス種は、大きく分けて プロパンガス(LPG、LPガス) 、 都市ガス があります。
ガス種が違う機器は、見た目は同じでも内部の部品が異なりますので使用できません。
•プロパンガスは、ガスボンベに入っており、機器は全国共通です。
•都市ガスには種類があります。地域、都市ガス会社により異なりますのでご確認ください。
【ガス栓の形状を確認】
ガス栓には大きく分けて2タイプあります。まずはキッチンのガス栓の形状をご確認ください。
IHコンロ
【IH クッキングヒーターとは】
IHヒーターとは、磁力線の力により、鍋自体を発熱させる調理器具です。
ガスコンロのように、火の消し忘れやガスの元栓の閉め忘れを心配することなく使えます。
テーブルが熱くなることもないので、ヤケドを負う可能性が低く、安全性が高いという特徴があります(ただし、クイックラジエントヒーターの部分は除く)。
テーブル面がフラットなのでお手入れがしやすいというメリットもあります。
【設置タイプをチェック】
IHヒーターのタイプは、システムキッチンに組み込むビルトイン型、コンロ台に置く据え置き型、そして鍋を食卓で温めるときなどに用いる、持ち運び自由な卓上型の3つに分かれます。
リフォームなどの工事を伴わないかぎり、基本的に据え置き型をビルトイン型に交換することはできません。
コンロ台があるご家庭では据え置き型を、システムキッチンのご家庭ではビルトイン型の製品を選ぶようにしましょう。
【IH クッキングヒーターの選び方のポイント】
IHヒーターは、調理に合わせた商品選びが重要です。
本格的な調理を目的とする場合、ヒーター数や最大火力をポイントに選びましょう。
ガスコンロでいう「グリル」にあたる「ロースター」もあると、多彩な調理が可能です。
【最大火力】
IHヒーターの火力の単位は「kW」で表し、最大火力は3.2kWです(2018年7月現在)。
ガスで使われている単位(kcal/h)に換算すると、1kW=約860kcal/h。
目安として、ガスコンロの強火はIHヒーターの2kW程度と覚えておきましょう。
【クイックラジエントヒーター】
トッププレートの下に、電気ストーブなどで使われる発熱しやすいニクロム線を渦巻状にして埋め込んだものです。
調理器具自体を発熱させるIHヒーターと異なり、ヒーター部分が発熱することでトッププレートが熱せられて鍋を加熱できますが、ヤケドしないように注意が必要です。
またIHヒーターと異なり、土鍋やガラス鍋など直火型の調理器具も使うことができます。
【ロースター】
ガスコンロの「グリル」に当たるのが「ロースター」です。
ロースターはガスコンロのグリルと同様、ヒーターが上下に設置された両面タイプと、上下いずれかに設置された片面タイプの2種類に分かれています。
両面タイプのロースターが圧倒的に多くなっています。
【電源(電圧)の種類】
IHヒーターの電源は、仕様上、電源(電圧)、電気容量(電流)が定められています。
電圧は、卓上型が全製品100Vで、ビルトイン型と据え置き型の多くが200Vとなります。
200Vの製品を使う場合、環境によっては電圧切り換え工事が必要になるので、設置予定場所の電圧を事前に確認しておきましょう。
【電気容量(電流)】
電気容量を示すアンペア(A)数は電力会社との契約で上限が決まっています。
IHヒーターの電気容量はほかの家電と比べて大きいため、ご家庭で契約中の電気容量を超えてしまう恐れがあります。
その場合は契約内容の変更が必要となるので、事前に製品と契約中のアンペア数を確認しておくようにしましょう。
【消費電力】
IHヒーターは、家電の中でも消費電力が高い製品の1つに挙げられます。
高火力であるほど、その分消費電力も大きくなります。
なお、2つのIHヒーターを同時に使う場合は、安全性確保のため総消費電力を超えないよう火力が制限されます。
このことも念頭に置いて消費電力を選ぶとよいでしょう。